浜木綿の基本情報から株主優待、最新決算、さらには実際に店舗を利用した感想までを総まとめ。投資検討のヒントとしてご活用ください。
1. 浜木綿とは?
― 中価格帯で勝負する“町のハレ中華”
浜木綿(はまゆう)は、愛知・岐阜・三重を中心に展開する中華レストランチェーンです。看板ブランド「浜木綿」のほか、「四季亭」「桃李蹊(とうりみち)」「中国食堂はまゆう」という4つの業態を運営し、一人あたりの客単価は約2,000円と“町のハレの日”にちょうど良い中価格帯が特徴です。2025年3月期第3四半期(3Q)終了時点で全41店舗(前年同期比 +1店)と緩やかに拡大中。
他社ファミレスと違い、落ち着いた店内設計でファミリー層の騒がしさが少なく、夫婦やシニア層から安定した支持を得ています。また、2024年12月に新規オープンした東海店ではカウンター席を導入し、“おひとりさま”需要の取り込みも開始しました。
2. 魅力的な株主優待
― 食事券か高級中華食材か、選べる楽しさ
浜木綿の株主優待は年1回(9月末)実施され、保有株数×保有期間に応じて以下のような食事券(1,000円券)がもらえます。
保有株数 | 1年未満 | 1年以上 |
100株 | 4,000円 | 5,000円 |
200株 | 8,000円 | 10,000円 |
300株 | 12,000円 | 15,000円 |
500株 | 20,000円 | 25,000円 |
1,000株 | 40,000円 | 50,000円 |
長期保有(1年以上)で還元率が約25%アップするため、同社のゆるやかな成長ペースとも相まって“優待目当てでの腰を据えた投資”と相性が良いと言えます。
さらに、食事券の代わりに
- “果実園”製 フルーツハーブティー(3個入り×株数相当)
- 本格中華の花形 ふかひれ姿煮込みセット(サイズ・個数は保有株数に応じる)
を選択可能。自社店舗が近くにない投資家でも楽しめるラインアップです。
3. 最新決算をチェック
― 増収率 +4.8%、EPS +58.3%の背景
2025年3月期3Q(累計)の業績は、
- 売上高:前年同期比 +5.5%
- 営業利益:-13.5%
- EPS(1株利益):-11.3%
4. 成長戦略と実店舗レポート
― 10万人以下の商圏を狙う展開
同社は人口10万人未満の郊外立地に商機を見い出し、競合が薄いエリアに狙いを定めています。さらに客単価1,000円前後のカジュアル業態「中国食堂はまゆう」を並行展開し、**幅広い価格帯を押さえる“すみ分け戦略”**を採用。
実際に優待利用で店舗を訪問
- 夫婦2人でホリデーランチを注文。チャーハンはパラっと仕上がってて想像以上の満足感。
- 11時頃の来店で客席は半数ほど。カウンター席導入のおかげで一人客もちらほら見かけました。
- 食後のフルーツハーブティーは爽やかな酸味と華やかな香りで“締め”に最適。優待で選べる理由に納得です。
店舗体験からも、**“落ち着いた空間で本格中華を手頃に”**というポジショニングがしっかり浸透していると感じました。
結論:長期優待&安定成長を狙う投資家に向く銘柄
爆発的な株価上昇は見込みにくいものの、長期で優待利用を楽しむ目的なら保有はありだと思います。私も200株保有しています。投資は自己責任。本記事は情報提供を目的としており、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。最新のIR資料や店舗体験を通じ、ご自身で納得の上で判断してください。
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