今回は、AI革命の“本命ではないけど確実に勝ち続ける企業”として、**ブロードコム(AVGO)**をご紹介します。
同社は、AIチップの設計とネットワーク化を担う、**AI時代の“縁の下の力持ち”**的な存在です。
本記事では、ブロードコムの事業内容から将来性、決算内容、リスク、バリュエーションまで詳しく分析し、投資判断に必要な情報をまとめます。
Contents
- ブロードコム(AVGO)事業内容
 - ブロードコム(AVGO)将来性
 - ブロードコム(AVGO)最新の四半期決算
 - ブロードコム(AVGO)バリュエーション
 - ブロードコム(AVGO)投資リスク
 - ブロードコム(AVGO)個人的な投資判断とまとめ
 
ブロードコム(AVGO)事業内容
ブロードコムは、AIやデータセンターに必要不可欠な半導体とソフトウェアを提供する企業です。
事業内容:AIインフラを支える“土台役”
同社の事業は大きく分けて2つ。
① 半導体(チップ)事業
- AIサーバーや通信インフラに使われる高性能チップを提供
 - スマホ向けWi‑Fi/Bluetoothチップでも世界的シェア
 
② インフラソフトウェア事業
- 2023年にVMwareを買収し、クラウド基盤やセキュリティ分野を強化
 - 大企業向けにIT管理、運用ソフトを提供
 - 高い利益率とサブスクリプション収益が特徴
 
参入障壁:ハード&ソフトの二刀流で強みが盤石
- ハード×ソフトの融合モデルにより、景気変動や技術革新に対して柔軟
 - NVIDIAと連携しつつ競合しない絶妙な立ち位置を確保
 - ソフト部門のサブスク比率が高く、キャッシュフローが非常に安定
 
ブロードコム(AVGO)将来性
ブロードコムの将来性は「AIを下支えする基盤企業」として非常に明るいです。
AIチップ市場での存在感
- 2025年には、ブロードコムのAI関連売上が前年比+60%超の成長見通し
 - 特注のAIアクセラレーターを大手クラウド企業向けに供給中
 - AI対応のネットワークスイッチやストレージ制御チップでも高シェア
 
VMware統合でソフトウェア事業が成長加速
- VMware買収で、クラウド・仮想化ソフトに参入
 - AIワークロードを管理する「次世代インフラ」に欠かせない存在へ
 - VMware Cloud Foundation(VCF)など成長中の製品群が軸に
 
ブロードコム(AVGO)最新の四半期決算
2025年Q2(2月〜4月期)ハイライト:
- 売上高:150億ドル(前年比+20%)
 - 営業利益:58億ドル
 - 粗利率:68%
 - 半導体部門売上:84億ドル
 - ソフトウェア部門売上:66億ドル
 - 推論需要が急増
 - 会社はTomahowk6スイッチの売上成長を予想
 - AI半導体売上高+46%と好調
 
→ AIが売上を大きく引っ張りつつ、ソフトも安定成長しています。
ブロードコム(AVGO)バリュエーション
株価水準(2025年7月時点):
- 株価:275.18ドル前後
 - PSR:23倍台
 - PER:約104倍前後
 
割高?割安?
- 一見すると高値圏ですが、売上と利益の成長スピードを考えれば妥当
 
ブロードコムの営業利益率が安定しないのは大型の企業買収をしているから。
- AIとクラウド双方で確かな成長を見せており、長期投資家にとって魅力的な事業内容
 
ブロードコム(AVGO)投資リスク
- AIブームの反動リスク
 - VMware統合が想定より遅れる可能性(会社予想では2026年度)
 - 景気減速時には、IT支出の削減が収益に影響
 
とはいえ、同社のキャッシュフローと利益率の高さは、逆風にも耐える“体力”を示しています。
個人的な投資判断とまとめ
| 項目 | 評価 | 
| 成長性(AI + クラウド) | ◎ | 
| 安定性(キャッシュ・配当) | ◎ | 
| 株価水準(割安感) | ▲(やや高い) | 
| 投資戦略 | 押し目を狙って分散投資が◎ | 
まとめ
- ブロードコムは「AIとクラウドの基盤」を担う“影の本命”
 - ハードとソフトの両方で稼ぐ構造は唯一無二
 - 短期的には高値圏でも、長期では報われる可能性が高い
 
📌 私的には「次の下げを待って拾いたい」注目銘柄です!

			
			
			
			
			
			
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